長期にわたり品質があまり変わらないものを選ぼう
アンティーク家具は、機械生産された家具とは違った温かみのあるアイテムが多く、中古であっても状態が良いものを購入すれば十年以上にわたり使い続けることも可能です。初めて高額なアンティーク家具を購入する場合には、木材の種類や使用部材などをチェックして、なるべく長期にわたり品質が変わらないものを選択するのがおすすめです。最近では、熱や湿気、水気などに強い素材で作られたアンティーク家具を専門に販売している店舗もあるため、品質にこだわりたい人は、店頭で実物をチェックしてみると良いでしょう。また、アンティーク家具の知識に自信が無い人は、国内外の年代物の家具の販売実績が良い家具店でベテランの販売員に商品選びのアドバイスをもらうと良いでしょう。
大型サイズの家具の手入れは専門の修理業者に任せよう
アンティーク家具は、経年劣化により木材やパーツの汚れや傷などが目立つものもあり、家具としての機能を保つために定期的なメンテナンスが必要となることがあります。特に、本棚や箪笥、食器棚などの大型サイズの家具については、体力的にも技術的にも素人が正しいお手入れをするのが難しいため、ためらわずに専門の修理業者に任せることが大切です。また、デリケートな素材で作られた家具については、修理対応ができる職人が限られます。そのため、日ごろからアンティーク家具の修理のポイントについて自分なりに勉強をするのはもちろん、購入時に販売店の担当者と将来的に掛かる修理費用や依頼先の選び方についてよく相談をすることがおすすめです。
アンティーク家具は、良質な木材を使って職人が丹念に手作りしていきます。確かな技術で思いが込もった逸品は、何世代にも渡って愛されるものです。