機械式時計も定期的なメンテナンスは必要

機械式時計は、メンテナンスしなくても長持ちすると思っている人は多いことでしょう。しかし、全くメンテナンスをしないと時計の動作に支障こそないものの、見た目が悪くなってしまいます。腕時計は付けている人のステータスや経済状況を測る指標として、さりげなく観察している人も珍しくありません。汚れが付着している時計を付け続けるのはみっともないものと考え、定期的にメンテナンスをしましょう。外側の汚れを落とすだけならば、専門の業者に依頼しなくても大丈夫です。

自分でできる機械式時計のメンテナンス方法

機械式時計で一番汚れやすいのは、ベルト部分です。特に汗をかきやすい人は汗と皮脂、ホコリなどが結合した汚れが黒ずみとなり、ベルトに付着しやすいでしょう。素材が何であれ、機械式時計のメンテナンスの基本は拭くことです。セーム革製のクロスなどで使う度にベルトを拭けば、黒ずみが付着しにくくなります。しつこい汚れは、金属製ベルトであれば歯ブラシ、革製のベルトであれば専用のクリーナーで磨きましょう。柔らかい歯ブラシであれば、金属を傷つけることなく磨くことができます。また、革製のベルトはこすりすぎると色落ちやスレの原因になるので、優しく磨いてください。ダイバーズウォッチのような防水加工の時計はぬるま湯でベルトを洗っても問題ありません。特に、海水につけたあとは丁寧に洗って汚れを取りましょう。

時計の中身には触らない

機械式時計は精密機械です。時計内部のクリーニングやメンテナンスは専門の業者に任せましょう。高級な時計は必ずメーカーか、メーカーが修理を任せている専門業者にメンテナンスを依頼してください。個人で無理に時計の中身を触ると故障の原因となります。

オーデマピゲとはスイスの高級時計メーカーの1つです。世界3大高級時計に数えられ、日本においても雲の上のような存在ということから「雲上」と呼ばれる高級時計ブランドとして知られています。